次の外食はサイゼリヤへ
外食って、本来はワクワクする時間のはず。
でもアレルギーっ子にとっては、**「食べられるかな?」「みんなと同じものを頼めるかな?」**と少し緊張する瞬間でもあります。
せっかくのご馳走の場なのに、食べたいものが食べられずしょんぼり――そんな経験、ありませんか?
今回は、そんな我が家の外食体験を紹介します。
訪れたのは、家族みんなが笑顔になれる“サイゼリヤ”。
アレルギー対応がしっかりしていて、しかもお手頃価格でお腹いっぱい食べられる理想的なお店でした。
この記事では、卵アレルギーの子が実際に食べられたメニュー・注意が必要だったメニューを具体的に紹介します。
「次の外食、どこに行こう?」と迷っている方の参考になればうれしいです。
サイゼリヤを選んだ理由
思いがけず立ち寄ったサイゼリヤが、我が家にとって“安心して行ける外食先”になりました。
夏休み中、家族でイベントに出かけた際、昼食をとるタイミングを逃してしまい、気づけば15〜16時。
ほとんどの飲食店がランチ営業を終えていて、空いていたのはチェーン店だけでした。
「せっかくの外食なのに味気ないな…」と思いながらも、チェーン店なら公式サイトでアレルギー情報を確認できる安心感があり、サイゼリヤに入店。
そこで出会ったのが「ガーリックフォカッチャ」。
卵不使用で、アレルギーのある子どもでも安心して食べられ、香ばしい香りとモチモチの食感に一口で虜になりました。
それ以来、子どもから「またサイゼリヤに行きたい!」とリクエストされるほどのお気に入りに。
思いがけない選択が、家族みんなの“安心して楽しめる外食体験”へとつながりました。
店舗状況やアレルギー確認方法
店内の状況
お店に着いたのは18時ごろ。
直前に子どもの自転車がパンクしてしまい、妻と他の子どもたちは先に自転車で、私はパンク組の子どもと徒歩で向かいました。
到着すると、すでに妻たちは席に着いており、ちょうど良いタイミングで待たずに入店。
私の到着時にはすでに10人ほどの行列ができていたので、本当に鼻差の勝利でした。
店内は家族連れが中心で、未就学児から小学生くらいの子どもが多く、明るくにぎやかな雰囲気。
少しざわざわしているくらいなので、子どもが元気に話しても気になりません。
落ち着いた静かなレストランというより、**「家族で気軽に食事を楽しむ場所」**という感じです。
アレルギー確認方法
サイゼリヤのメニューにはアレルギー表記はありませんが、公式サイトに全商品のアレルギー一覧表が掲載されています。
スマホで簡単に確認できるので、店舗に行く前にチェックしておくのがおすすめ。
我が家は入店後、スマホで一覧を見ながら「これ食べられるかな?」と相談して注文を決めました。
QRコード注文が主流ですが、テーブルに紙のメニューも置かれており、各メニューに番号がついています。
番号を入力するだけで注文できるので、操作も簡単。
家族で役割分担して、1人がスマホでアレルギー確認、もう1人が注文入力を担当するとスムーズに進みます。
一人で両方やると少し大変かもしれません。
提供時間
驚いたのは、料理の提供スピード。
注文してから10分も経たないうちに、次々と料理が運ばれてきました。
想像以上に早く、テーブルがあっという間にいっぱいに。
少しずつ頼んだほうが良かったかもしれません(笑)。
全体的に回転が早く、忙しい時間帯でもテンポよく食事を楽しめる印象です。

あまりのスピードの為、食べるのに夢中で写真を取り忘れてしましました(泣)
食べられたもの・注意が必要なもの
頼んだもの(卵不使用)
メニュー名 | 小麦 | 卵 | 乳 | えび | かに |
---|---|---|---|---|---|
ポテトのグリル | ● | – | – | – | – |
ハモンセラーノ | – | – | – | – | – |
ガーリックフォカッチャ | ● | – | – | – | – |
バッファローのマルゲリータピザ | ● | – | ▲ | – | – |
小エビのたらこソース(スパゲッティ) | ● | – | ● | – | – |
※ ●=含む ▲= 「モッツァレラチーズの水牛の乳」、「ペコリーノチーズの羊の乳」を示しています。ー=含まない(2025年10月時点の情報)
ピザでは「バッファローモッツァレラのマルゲリータ」のみが安全。
その他は卵を使用しています。

フォカッチャは「プレーン」「ガーリック」「シナモン」は卵不使用。
頼みかったもの(卵使用)
メニュー名 | 小麦 | 卵 | 乳 | えび | かに |
---|---|---|---|---|---|
辛味チキン | ● | ● | – | – | – |
チョリソー | ● | ● | ● | – | – |
小エビのカクテル | – | – | – | ● | – |
たらこフォカッチャ | ● | ● | – | – | – |
※ ●=含む -=含まない(2025年10月時点の情報)
サイゼリヤには卵アレルギーでも食べられるメニューがいくつかありますが、**見た目では判断できない“意外な落とし穴”**も多いため、事前確認が欠かせません。
一見シンプルな料理でも、ソースやマヨネーズ、トッピングなどに卵が使われている場合があるからです。
「これは大丈夫そう」と思って注文しても、実はアレルゲンが含まれているケースがあります。
スパゲティは麺自体は卵不使用と想定されますが(過去記事:麺の選び方)、「ミートソースボロニア風」や「パルマ風スパゲティ」などのトマト系ソースには卵が含まれています。
サイゼリアといえばドリア。
こちらは残念ながら全品卵を使用。
フォカッチャは「たらこ」「チーズ」が卵を使用。
デザートも全て卵入りなので注意が必要です。
頼めるメニューは確かにありますが、“思い込み”で注文しないことが何より大切。
公式サイトでアレルギー一覧を確認しておくことで、安心してサイゼリヤを楽しめます。
まとめ
サイゼリヤには、卵アレルギーでも安心して食べられるメニューがあり、工夫次第で家族みんなが楽しめる外食先です。
確かに、ドリアやデザートのように卵が使われているメニューも多いですが、フォカッチャや一部のピザ・パスタなど、“選べる楽しみ”がちゃんと残されています。
ピザでは「バッファローモッツァレラのマルゲリータ」、フォカッチャなら「ガーリックフォカッチャ」、パスタでは「たらこソース」が安心して選べる一皿。
一方で、人気のドリアやトマト系スパゲティは卵入りなので注意が必要です。
けれど、家族みんなで「これなら食べられるね」とメニューを選ぶ時間そのものが、外食の楽しさでもあります。
アレルギーがあっても「食べられる喜び」を感じられるのがサイゼリヤの魅力。
気をつけながら選べば、安心もおいしさも両立できます。
“食べられない”ではなく、“楽しめる選択肢を見つける”──そんな前向きな気持ちで外食を楽しんでみませんか?
外食は「我慢の時間」ではなく、「新しい発見の時間」。
サイゼリヤには、手頃な価格で家族全員が満足できる工夫が詰まっています。
たとえば、卵アレルギーでも楽しめるガーリックフォカッチャやマルゲリータピザは、どれも香ばしくて食卓を笑顔にしてくれる味。
そして、スマホでアレルギー一覧を見ながら注文を選ぶその時間も、家族の会話を増やしてくれます。
「次はどれを食べてみようか?」──そんなワクワクを感じに、今週末はぜひサイゼリヤへ。
お腹も心も満たされる、きっと特別な時間になります。
注意事項
本記事の情報は筆者の経験や調査に基づいています。召し上がる際は必ず最新情報を確認のうえ、自己判断・自己責任でお願いします。